遺言書について
| 「自筆証書遺言」 | |||||||||||||||||||
| 自分で作成する遺言です。遺言は１５歳以上ならば作成できます （長所） ①１人でいつでも簡易にできる ②費用がかからず、方式も簡単 ③遺言書に書いた内容は自分以外知らず、秘密にできる （証人がいらない） （短所） ①１人で自力で書くと、方式の不備がでてしまい遺言書が無効になる危険 ②せっかく遺言書を書いても、この遺言書の存在と場所を誰も知ら ないと、自分の死後、遺言書が発見されない ③紛失や隠匿されてしまうおそれ ④遺言の執行には、「検認手続」が必要になる |
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| 「公正証書遺言」 | |||||||||||||||||||
| 公証人が関与して作成する遺言です。 （長所） ①証拠力が高く、一番安全。方式の不備がでにくい ②遺言書の偽造、変造、隠匿の危険がない ③誰も自分の遺言書を発見してくれないという事態を防げる ④検認手続がいらない （短所） ①公証人が関与するため、自筆証書遺言と違い、一定の手続きが必要 ②公証にあたり、手数料や費用がかかる (例えば、「公証人手数料」もかかります） 「公証人手数料令（平成5年政令第224号）」を参照した、いち参考。 （相続人の人数やその相続形態、遺言内容等により価格変動 します。また、今後の価格変動の可能性もありますのでご注意 ください）
③証人２人以上の立会いが必要 （知人・友人に頼むと、この人達には遺言の中身がバレてしまう） ④事前に、遺言内容を起案しておく必要がある。 ⑤いつでもすぐに作成というわけにはいかない。 公証の準備や事前予約が必要 |
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| 「秘密証書遺言」 | |||||||||||||||||||
| 自分が書いた遺言を封書に封じ、それをそのまま公証してもらう遺言です （長所） ①遺言の存在を明確にできる ②公証されているので偽造・変造の危険がない ③証人に遺言の内容を知られることがない （短所） ①手続きが煩雑。 ②証人２人以上の立会いが必要 ③この場合、公証してもらえるのは、遺言書の「存在」のみ。 遺言書の「内容」までは公証してもらえないので、後に紛争の 可能性は残る |
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遺言で、「一般財団法人」の設立を託すことも可能です